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棘を縫う

映像の原則を学び直すための一冊

映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック) 単行本(ソフトカバー)

映像の原則 改訂版は、アニメーション監督の富野由悠季が、自らの経験と知識に基づいて、映像作品を撮るために必要な基礎知識、心構え、応用法を全12章で詳細に解説した本です。映画、TV、CM、MV、CGなど、実写・アニメーションにかかわらず、すべての映像における演出の原則は同じであるという観点から、構図、動き、照明、色彩、音声、編集など、映像の要素を一つ一つ分析し、その効果や意味を明らかにしています。

本書の特徴は、富野由悠季の独自の言い回しや表現法にあります。富野由悠季は、機動戦士ガンダムをはじめとするロボットアニメの代表的な監督として、50年近くにわたって映像業界の第一線で活躍してきた人物です。そのため、本書には、現場感覚に基づく実践的なアドバイスや、自身の作品や他の作品の例を挙げての解説が満載です。また、本書は、2002年の初版発行以降、ロングセラーを続けていたものを、2011年に現状にあわせて全面的に加筆・修正した改訂版です。そのため、デジタル化やインターネットの普及など、映像制作や鑑賞に影響を与える技術や環境の変化にも対応しています。

本書の読者は、映像作家志望者や映像作品のファンだけでなく、映像に関心のある人なら誰でも楽しめると思います。本書を読むことで、映像の原則を学び直すだけでなく、富野由悠季のパーソナリティや苦悩、背景や影響なども知ることができます。また、本書を読んだ後に、富野由悠季の作品や他の映像作品を見ると、これまで気づかなかった視点や感想が湧いてくるかもしれません。映像の原則を学び直すための一冊として、オススメです。

映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック) 単行本(ソフトカバー)

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