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棘を縫う

心に響く物語、日本人の感性を呼び覚ます一冊

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心に響く物語、日本人の感性を呼び覚ます一冊

今日、誰のために生きる?----アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語

この本は、アフリカの小さな村、ブンジュ村で暮らす人々の生き方や考え方を、ペンキアート「ティンガティンガ」を学びに行ったSHOGENさんが体験したエピソードを通して紹介しています。ブンジュ村の人々は、自分を大切にし、自分のために生きることで、周りの人や自然とも調和し、幸せに満ちた生活を送っています。彼らの言葉や行動には、日本人が忘れかけていた感性や価値観が隠されていて、読んでいると心が揺さぶられます。

本書の中で印象的だったのは、ブンジュ村の挨拶「今日、誰のために生きる?」です。この言葉は、自分の存在意義や目的を問いかけると同時に、自分のために生きることの大切さを教えてくれます。自分のために生きるというのは、自分の本音や感情を大切にし、自分の幸せを優先するということです。自分を満たすことで、自然に人にも優しくなれるし、人からも愛されるようになります。自分のために生きることは、決してわがままや利己的なことではなく、自分と他者との関係を豊かにすることなのです。

本書には、ブンジュ村の人々の生き方や考え方を示す、他にもたくさんの物語があります。例えば、失敗を恥ずかしがらずに笑い飛ばすこと、無駄なことにも意義があること、思いを丁寧に伝えること、虫の音を聞くことの意味などです。これらの物語は、私たちにとって当たり前のことや見過ごしていたことに気づかせてくれます。そして、それらのことが、私たちの生き方や幸せにどんな影響を与えるのかを教えてくれます。

本書の最後には、ひすいこたろうさんが、ブンジュ村の人々の生き方や考え方を日本人にも取り入れるための解説とワークを紹介しています。ひすいさんは、日本人が持っている素晴らしい感性や記憶を呼び覚ますことで、日本人の精神性を引き上げたいという思いを語っています。ひすいさんの解説とワークは、本書の内容を自分の生活に落とし込むためのヒントになります。

この本は、遠いアフリカの物語ではありません。私たちの心に響く、人間の記憶を呼び覚ます物語です。読み終えたとき、自分自身を誇りに思い、歓喜して生きると心から思えるでしょう。そのとき、私たちのニュージャポニズムが始まります。それは、世界に、宇宙に誇る生き方になるはずです。

この本を読んで感動したり、考えさせられたり、笑ったりした方は、ぜひこのレビューに「ナイス」を押してください。そして、この本を手に取って、ブンジュ村の人々と一緒に、幸せがずっと続く物語を体験してみてください。

今日、誰のために生きる?----アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語


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