これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集
アウトドアには、思わぬ危険が潜んでいます。山で死ぬ、動物にあって死ぬ、毒で死ぬ、川や海で死ぬ……本書では、アウトドアで実際に起こった死亡事例を53件紹介し、どうしたらそのような目にあわないか、安全に身を守るための解説をしています。
本書の著者は、山岳遭難や登山技術に関する記事を多数発表しているフリーライターの羽根田治さんです。長野県の山岳遭難防止アドバイザーも務めており、アウトドアの安全に関する知識と経験が豊富な方です。イラストは、日本、イギリス、フランスの雑誌や出版物のイラストを中心に活躍する秋山貴世さんが担当しています。
本書の特徴は、事例の多さと具体性です。各章では、事故の状況や原因、救助活動や救急処置の内容、事故後の影響などを詳しく紹介しています。また、事例の後には、もっと知っておきたい安全知識というコーナーがあり、事故を防ぐための具体的な対策や注意点をまとめています。コラムでは、転滑落事故が起きやすい場所や、人間とクマの関係性、中毒事例の多い有毒植物やキノコなどについて解説しています。
本書は、アウトドドアで自分や大切な人が危険な目にあわないために、最低限の安全の知識が書かれた本です。死の危険は、知っていれば避けられる可能性が高くなります。本書を読んで、アウトドアの危険を知り、安全に楽しむことができるようになりましょう。
これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集