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棘を縫う

バブル世代の言わずに解れが招く混乱 - 製造業でいらない理由

製造業で働いていると、時々本当に困ることがある。特に、バブル世代の上司や先輩の言動には、しばしば頭を悩ませることが多い。

例えば、社内で使用している特殊な金具を業者に発注する場合のことだ。上司や長く勤務している人は、金具そのものを持ってきて「これを発注してくれ」と言うだけで、図面の番号や社内で管理している金具の名称などの詳細は全く教えてくれない。個数やどの業者に頼むかも不明だ。

当然、これでは分からないので詳細を聞くと、「なんでそんなこともわからないのか」という態度で返事をされる。これには本当にげんなりする。さらに、次に発注の話が来た場合に備えて名称や形状などを資料としてまとめようとすると、「そんなことよりもこっち」と別の作業を指示される。結果として、資料もなかなか揃わず、仕事の段取りが悪い、もっと早くやれと雑な指示を棚に上げたような文句を言われる。

報連相がなかなかかみ合わず、発注の都度作業の巻き戻しを強要されていると、本当にストレスが溜まる。この状況が続くと、モチベーションも下がるばかりだ。

バブル世代の言わずに解れという無茶ぶりが、いかに現場に混乱を招いているか。これが、製造業で「バブル世代はいらない」と言われる理由の一つだと思う。
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